王一鳴氏は、いくつかの基本データから見て、中国経済はまだ8%成長の条件を備えており、リスクを回避する能力があると指摘する。たとえば、財源や国内貯蓄率は比較的高く、銀行はリスクに対処する能力がある。預入金額も高く、調整余地が大きい。国家財政も比較的高い増加率を維持している。「我々がこのパニックを乗り越えるためには、7~8%成長の経済に慣れることだ」と同氏は述べる。
国家行政学院戦略コンサルティング部の研究員、王小広氏も同様の見解を述べる。「中国経済は徐々に共通認識が生まれている。政府も我々専門家も、あるいは企業家も一つの共通認識を持つべきだ。つまりこの成長率の調整がもたらす変化は、1998年から2009年までの8%成長の時期のようなものではないということだ。」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月20日