香港上海銀行(HSBC)が24日に発表した直近のデータによると、7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値が、前月の48.2から49.5に上昇し、5カ月ぶりの高水準を示したが、9カ月連続で景況感の分岐点となる50を下回った。7月の生産指数の速報値は51.2となり、4カ月ぶりに50を上回り、過去9カ月で最高値となった。25日付中国証券報が伝えた。
HSBCの屈宏斌・中国チーフエコノミストは、同行による7月のPMI速報値の安定上昇は、金融緩和の効果が現れ始めたことを示すと指摘した。しかし同数値が依然として50を下回っていることから、需要が現在も疲弊しており、就職難が続くと見られる。ゆえに、金融緩和策を引き続き強化し、経済成長と雇用を促進する必要がある。