中国国務院が先般発表した『十二・五(2011―2015年)総合交通運輸体系計画』は、運行距離4万キロの高速鉄道網の建設を概ね完成させることを明確にした。これは以前、鉄道部が打ち出した建設目標を5000キロ下回ったが、市場の予想を上回るものだった。25日付中国証券報が伝えた。
市場アナリストは「中国の鉄道産業の急速な発展に伴い、鉄道設備製造業も急成長期に突入するだろう」と見ている。
中郵証券の報告書は「今後5年間、中国の高速鉄道建設への大規模な投資は続くだろう。旅客輸送専用線の建設により、在来鉄道路線の貨物輸送力が増大し、貨物列車及び在来線の重荷重用貨物列車、路線への改造・改修も進むと見られる。今後、高速鉄道・貨物線の改修工事及び都市部のレール交通の建設が中国国内の鉄道交通設備の発展をけん引するだろう」との見方を示している。
「中国証券報」より 2012年7月25日