お茶の間敗戦:日系メーカーテレビの苦境

お茶の間敗戦:日系メーカーテレビの苦境。

タグ: 日系メーカーテレビ 日本の家電産業 液晶テレビ

発信時間: 2012-08-10 09:51:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

業界ウォッチャーの視点

テレビはかつて魔法の箱と呼ばれていた。1980年代から30年近く、テレビはほぼ全ての家庭で最も花形の娯楽だった。現在、テレビは依然としてお茶の間の中心に置かれてはいるが、家電の王様としての地位は日々凋落している。

インターネットの急速な発展により、多くの若者はパソコンやスマートフォンで情報を得るようになり、お茶の間のテレビの前に座ることは少なくなった。専門筋によると、テレビは若者にとって補助的なメディアとなったと言う。日系大手家電メーカーの、テレビ事業で赤字を埋めようとする発想は、おそらく実現困難な夢でしかない。

NPDディスプレイサーチが最近発表した世界テレビ出荷数予測によると、2012年のテレビ総出荷数は昨年比で1.4%減となる2兆4500億台。うち液晶テレビは2兆1600億代で5%増である。だがこれも昨年の7%増より伸び悩んでいる。

NPDディスプレイサーチの北米テレビ研究責任者のポール・ギャノン氏は、「世界のテレビ需要が減速している要因として、多くの地域で経済が不安定になっていること以外に、多数の液晶テレビメーカーが利潤を重視して価格の下落幅を落とさないようにしており、それが売り上げに影響を与えている」との見方を示す。

 

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