中国でぜいたく品販売が減速した原因を探る

中国でぜいたく品販売が減速した原因を探る。

タグ: 中国ぜいたく品販売

発信時間: 2012-08-10 16:19:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

贅沢品ブランドの各社がこのほど発表した報告書によると、中国を含むアジア太平洋地域における販売増加率が減速している。この他、高級酒の圧倒的な地位が揺らぎ始めている。業界関係者は、「贅沢品ブランドが、中国で差別的なマーケティング戦略を長期間推進してきたことで、消費力が外に向かい流出した。二三線都市での販売ピークも過ぎ去った。中国の内需疲弊、贅沢品を取り扱うECサイトの中国進出等が、販売減速の主因だ」と分析した。国際商報が伝えた。

◆贅沢品、中国での販売が減速

消費財・小売業界では数年前から、「中国は贅沢品消費の増加率が世界最速の市場となる」とする共通認識が形成されていた。しかし、「チャイナマネー」が贅沢品ブランドを救うという予想は、現実的な課題に直面している。

贅沢品ブランドの各社が発表した財務報告によると、中国区を含むアジア太平洋地域の販売増加率が減速しており、バーバリー、プラダ、周大福を含む贅沢品ブランドの売上はいずれも低下した。一度は価格が高騰したマオタイ酒も、もはや「購入難」の時代ではなくなった。

バーバリーの第1四半期財務報告によると、アジア太平洋市場の販売増加率は18%で、依然として増加率が最大の市場となった。中国での販売増加率は10%前後に達したが、爆発的な増加率だった昨年と比べるとやや低下している。

プラダは2010年、大中華区の販売増加率が69.1%(レート換算後は58.7%)に達し、当年のアジア太平洋地区の販売収入の58%を占めた。しかし、2011年の財務報告を見ると、大中華区の販売増加率は依然としてその他の市場を上回っているものの、40%にまで低下した。

周大福(香港の宝石商チェーン)の最新の財務報告によると、第2四半期(4-6月)の売上高の増加率は16%にとどまり、利益率の高い宝石付きのネックレスが売上高に占める比率は、3月末の27%から22%に低下した。今年3月までの会計年度では、同社の年間売上は61%増を実現した。

取引価格が続騰していたマオタイ酒の価格にも変動が生じている。飛天マオタイ(500ml入り、アルコール度数53%)は春節後の販売不振により、数百元の暴落が生じた。

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