英銀行大手のバークレイズは12日、中国の今年下半期(6-12月)の国内総生産(GDP)成長率を従来予想の8.1%から7.9%に下方修正した。四半期別の予想は第3四半期(7-9月)が7.7%、第4四半期(10-12月)が8.1%で、通年では8%。中国紙、京華時報が報じた。
バークレイズが中国GDP成長率の予測を修正したのは昨年11月以来。7月の予想外の落ち込みは、欧米経済の低迷や首脳交代に伴う政策力の減退を示しており、各市場の成長予測が大幅に引き下げられる中、中国下半期の成長予測を下方修正することは、経済減速に対する警戒感を強める狙いがある。
中国政府は今後数カ月にわたり、通貨緩和策を維持するとみられ、中国人民銀行(中央銀行)も第3四半期に再び利下げを実施するほか、第3・第4四半期に預金準備率を引き下げる見通しという。
「人民網日本語版」2012年8月15日