劉CEO、「国美電器、蘇寧電器の価格を10%以上下回る」 蘇寧易購、国美商城、当当網が応戦の構え |
資本市場の「厳冬」を迎えたECサイトは、激しい価格戦争を展開している。中国2番手のB2Cショッピングモール・京東商城の劉強東CEOは14日、「3年間ゼロ利益」と称する大型家電販促計画の開始を宣言し、国美電器と蘇寧電器を競合他社とした。蘇寧易購網、当当網、国美電器等が応戦の構えを見せており、新たな価格戦争の火蓋が切って落とされた。新京報が伝えた。
◆「四つ巴」の価格戦争
劉CEOは14日、マイクロブログを通じて、「本社は本日、大物家電の3年間ゼロ利益という販促計画を確定した。3年以内に、調達・販売担当者が大家電により1元の利益でも得たならば、即刻解雇処分とする。当社の全大型家電は本日より、国美電器、蘇寧電器のチェーン店の価格を10%以上下回る。当社は近日中に、これを実現する手段を公表する」と称した。
劉CEOはまた、同社の「価格情報員」の募集計画を発表し、全国で5000名の国美・蘇寧電器の情報員を雇用し、1店舗に2名を派遣し、大型家電の価格を比較するとした。
同社の新たな攻勢に対して、蘇寧易購網の李斌副総経理はマイクロブログを通じて、「当サイトの家電を含むすべての製品価格は京東を下回る。顧客から当サイトの価格が京東を上回っているとする報告を受け次第、価格調整を行い、購入済みの報告者に対して2倍の差額を返還する」と称した。当当網の李国慶総裁もまた、「当サイトの携帯電話・パソコン・小家電、および国美電器と共同運営する家電通販サイトの全商品が応戦する。他社との比較対象の上、当店の商品をご購入ください」と称した。
国美電器網上商城の韓徳鵬総経理は14日、「当サイトは今年8月より、毎月18日に価格戦争を展開する」と表明した。