中国2番手のB2Cショッピングモール・京東商城の劉強東董事局主席兼CEOは14日、マイクロブログを通じて「大型家電3年間ゼロ利益」と称する販促計画の開始を宣言し、同社の全商品価格が国美電器、蘇寧電器のチェーン店を10%以上下回るとした。これに対して、蘇寧易購網、国美電器が応戦の構えを見せている。蘇寧易購網は、「当サイトの家電を含む全商品価格は京東を下回る。そうでなかった場合、2倍の差額を返還する」と称し、17日より約1700の実店舗の商品価格をオンラインと同等にし、京東に徹底抗戦した。混戦の中、熾烈なECサイト価格戦争が開始された。人民日報が伝えた。
競合を激化させる各ECサイトは、「物価を4年前の水準に戻す」と宣言している。短期的に見ると、消費者が利益を得ることになる。価格比較サイト・一淘網の関連データによると、京東商城が価格を調整した商品数は計959種で、全体の6.0%を占めた。国美電器は全体の16.6%の計937種、蘇寧電器は全体の9.5%の計763種となった。激化するECサイトの価格戦争が、8月のネットショッピング平均価格指数の動向に影響するかについては、今後観察を続ける必要がある。