◆四大基幹産業の発展が目立つ
基地の全体計画によると、2015年末には、基地の石炭の年間生産量は1億トンに達し、2020年には1億3000万トンに達することが見込まれる。火力発電の設備容量は、2015年には1120万キロワット、2020年には1600万キロワットに達する。また、国家石炭化工産業基地の建設において、石炭液化油(CTL)の年間生産量を400万トン、石炭由来オレフィンの年間生産量を310万トン、石炭由来合成天然ガス(SNG)の年間生産量を40億立方メートルとすることを計画しており、2015年には石炭化工製品の生産量を年間1500万トン、2020年には年間2000万トン以上にする方針だ。
2012年、寧東基地建設では159件のプロジェクトが予定されており、うち61件が重点プロジェクトである。重点プロジェクトは主に、石炭・電力・石炭化工・新材料分野に集中している。現在、この四大分野は既に基地の主力産業となっている。
寧東基地建設管理委員会の統計によると、2012年上半期、四大産業の工業増加値(工業付加価値)はそれぞれ石炭が15.5%増の25億7000万元、電力が109%増の28億2000万元、石炭化工が52.7%増の6億6000万元、新材料が209.9%増の9億6000万元で、工業増加値全体の98.4%を占める。
「中国証券報」より 2012年8月17日