しかし、「売り手ほどずる賢い買い手はいない」のであって、ECサイト間の価格競争は決して「雷鋒に学べ」ではない。生存と発展こそが彼らの根本的目的だ。2日間の「対決」後、多くの消費者が突っ込みし、 ECサイトらが仕組んだ「からくり」を列挙した。それには、先に値上げし後値下げをしたり、大量の商品が在庫なし状だったり、電子商取引企業間で商品品目が入り交じったりするなどで、消費者が価格を比較するのは難しい有様だ。今般の「価格戦争」がこのまま進むのかは、観察待ちが必要だろう。しかし、これらの「発見」は、人々に注意を促している。巧妙に仕組まれた商品キャンペーンに騙されないように、ECサイトの「価格戦争」に期待し過ぎてはいけない。
「戦」と呼ばれる以上、戦争の法則から逃れることはできないのだ。価格の高低はただの表面的現象にすぎない。勝負はやはり参戦した各当事者の資本力や経営管理能力で決定されることだ。今般の「価格戦争」はある企業の言う通り、持久戦に縺れ込まれるかどうかは分からない。同業者はそう楽観的に言えない。しかし、消費者がやはり心から期待するのは、この価格戦争を通して企業が経営管理を改善し、運営コストを削減し、新しい利益増長点を作り出すことだ。また消費者の需要を満たすと同時に、業界同士の競争力を向上させ、「価格戦争」を各関係者が共に有利なことに形成させるということだ。