米国を苦しめている旱魃が、今はロシアへと波及している。このため5月以来、シカゴ先物市場(CME)でのトウモロコシの取引価格は約50%、大豆は約30%、それぞれ上昇した。国際連合食糧農業機関(FAO)が発表する55種類の食品の価格指数は、7月には前年同月比6.2%上昇し、2009年11月以来最大の上昇幅となった。新華社が伝えた。
新華社が行っている全国農業副産品・農業資源価格の業界システムモニタリングによると、今年に入ってから、全国的にみて米、小麦粉、食用油などの価格が全体としては落ち着きつつ、小幅に上昇していること、また、うるち米の価格が年初に比べて3.6%上昇したが、小麦粉の価格は安定を保っていることに最も関心が集まっているという。