-----対日輸出の減少で、中国のレアアース産業が影響を受けることはないか。輸出量の変化をどうみるべきか。
「最近は、日本が調達を減らしていることから、レアアースの希少性を疑問視する声が上がっているが、これは単にレアアース問題という次元を超えて、両国関係という視野で考えるべき。レアアース問題をきっかけに、日本は両国の経済関係の互恵性や緊密性を認識し、戦略的な高みから両国の経済関係ひいては政治関係をとらえるようになる。一方、中国人にとっても、目先の利益だけではなく、環境やエネルギーの重要性により深く認識し、持続可能な発展を意識するきっかけとなる。対日輸出が減少すれば、経済的な収入はその分減るだろうが、それによって中国が持続可能な発展という新たな道を進んでいることを認識することができる。これが何よりも重要だ」
「人民網日本語版」2012年8月23日