中国鉄鋼業協会(中鋼協)の王暁齊副会長は23日、中国鉄鋼業は今後さらに困難な局面を迎えることになるとの見方を示した。24日付中国証券報が伝えた。
「経済が低迷し続けている中、政府主導の産業調整が加速化し、産業のグレードアップが積極的に図られていることを受け、中国鉄鋼業は大きな試練に立たされている」と、王暁齊副会長が23日に開催された「2012年中国石炭・コークス産業チェーンの需給情勢トップフォーラム」の席で述べた。
7月以来、鉄鋼業企業の経営がますます困難になっている。1―7月の鉄鋼業企業の平均利益はわずか1.68元/トンだった。大規模な景気刺激政策の登場が当面期待できない状況下、中国鉄鋼業は2012年第4四半期から2013年第1四半期にかけてさらに困難な局面を迎えることになる。
「中国証券報」より 2012年8月24日