蘇寧電器の孫為民副董事長は25日に蘇寧南京本社で記者会見を開き、傘下のオンラインショップ「蘇寧易購」3周年を記念して今月18日に蘇寧・国美・京東とネット上で激しい値下げ合戦を展開したことについて、「蘇寧電器にとって、本件により得られる名声は利益を上回り、利益は弊害を上回る」と振り返った。これまで控えめな姿勢を貫いてきた蘇寧電器は、大手ECサイトの京東商城の度重なる「挑戦」を受け、ついに応戦の構えを見せた。中国紙、新京報が伝えた。
孫氏は「当社はECサイトの買収合併も検討している」と語った。
孫氏は「キャンペーン期間中、蘇寧易購の売上高は、毎日過去最高記録を更新しており、アクセス数も新記録を塗り替えている。この点から論じれば、蘇寧易購は大きな進歩を実現しているが、それよりもブランドの注目度の向上の方が重要だ。蘇寧易購はこれまでブラックホースとされてきたが、現在はすでにブラックホースではない。今回の値下げにより、蘇寧易購の注目度が高まっており、業界の発展を真の意味で促すことができる」と語った。
蘇寧電器は、京東商城との競合は、2種類の方式の競合であるとしている。孫氏は、「中国のeコマースには2種類の方式がある。一つは産業駆動型サイト、もう一つは資本駆動型サイトだ。これまで消費者は蘇寧易購をECサイトとして見ていなかったが、蘇寧易購は現在ようやく同じ舞台に立てるようになった。また90%以上のECサイトの規模は蘇寧易購を下回っており、両陣営の競合の激化が予想される」と指摘した。