現在のeコマース業界の競合について、孫氏は「野蛮な成長が主導的地位を占める段階にとどまっている。今回の値下げ合戦は国家の関連部門の注意を引きつけ、中国商務部と中国発展改革委員会は規範化を検討し、関連企業との話し合いを予定している」と述べた。
孫氏は、「蘇寧電器はECサイトの買収合併を展開する。目標となるのは、垂直型のECサイトだ」と表明した。
孫氏は、「近年、蘇寧電器は適当な買収先を検討してきた。将来的に、資本駆動型ECサイトと産業駆動型ECサイトの間で、融合が生じるだろう。資本駆動型は一定期間内に利益創出と上場を達成し、投資家に利益を与えられなければ、身売りに応じざるを得ない」と指摘した。
孫氏は、「ECサイトは金の無駄遣いという言い方があるが、これは間違いだ。蘇寧易購は蘇寧電器のもう一つの手段に過ぎない。今回の値下げ合戦は投資家に対して、蘇寧電器のモデルチェンジが大きな進展を実現したというシグナルを送った。2020年までに、蘇寧易購の売上高は3000億元(約3兆7500億円)に、実店舗の売上高は3500億元(約4兆3750億円)に達し、当社の2本の支柱となる」と語った。
「人民網日本語版」2012年8月28日