JPモルガンは数量型ツールについて次のように指摘する。中国人民銀行(中央銀行)は公開の市場操作をより多く行い、銀行システムに流動性を注入しているため、預金準備率引き下げがいつ行われるのかは予測が難しい。とはいえ、この2つのツールに完全に取って代わることはできないため、年内に国が預金準備率を3回にわたって引き下げ、安定した通貨供給の伸びを支えることが予想される。
中国物流・調達連合会と国家統計局サービス業調査センターが1日に発表したデータによると、中国政府が発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は9カ月ぶりに景況の改善・悪化の分水嶺となる50%を割り込んで49.2%となり、経済の下ぶれ圧力の強さをうかがわせた。
「人民網日本語版」2012年9月4日