大口商品情報を提供する生意社がモニタリングを実施している化学工業製品68種類のうち、8月に価格が上昇したのは34種類で、モニタリング製品の50%を占めた。中国化学工業製品の価格上昇傾向が顕著となっている。4日付中国証券報が伝えた。
生意社の張明アナリストは、8月、中国化学工業製品市場は国際原油価格上昇の影響により反転上昇となったが、50%という幅広い価格上昇は年内初めてであり、値上げ幅が最大18.75%に達したのも予想外のことだと指摘した。
ここ3カ月、有機化学製品のほか、酢酸、硫黄、黄燐などの無機化学製品の価格も上昇している。国際原油価格上昇の影響に加え、一部製品は一年で販売が最も好調な時期を迎えたことで、今後の中国化学工業製品市場は楽観視されている。
「中国証券報」より 2012年9月4日