林国本
北京で最も高いビルといわれる、高さ528メートルのビルの設計作業が終了し、9月から基礎工事のクイ打ちが始まることになった。中国古代の酒器の形をしたこのビルは、マグニチュード8の地震が発生しても大丈夫らしい。なにしろ、投下される建設資金は260億元、地上部分が108階、地下7階、5階から105階まではオフィス階、106階から108階までは展望階、頂上部にはヘリポートもあるという。
中信グループ(CITIC)はこのビルをつくるために北京中信和業有限会社という子会社をつくった。2016年頃には一応本体が完工し、内装、配線などの作業に入るとのこと。
クイ打ちのためのクイは900本に達し、ビル全体には17万トンの鋼材が使われることになっている、外部は総ガラス張りで、展望階からは北京郊外の名所――香山が視界に入ってくるらしい。