中国国家発展改革委員会は5日、全国の多くの都市の軌道交通システム建設計画を認可した。総投資額は8000億元に上り、うち広州市の都市軌道交通システムは最高額の1241億元になる見込み。
今回認可されたのは、全国19都市、2地域、1路線。太原、蘭州、広州、瀋陽、アモイ、常州の6都市の軌道交通システム建設計画、ハルビンや上海などの建設計画見直し案が認可された。そのほか、江蘇省の河川沿い軌道交通システム、内蒙古自治区のフフホト・包頭・オルドスを結ぶ都市間鉄道の建設計画などが認可された。
広州市の都市軌道交通システムは7路線、総延長距離約228.9キロで、92の駅が設置され、総投資額は今回認可された25路線の中で最高額となる。
国務院が公布した『十二・五(2011―2015年)総合交通運輸体系計画』は、年内の多くの大型鉄道事業の竣工、必要性の高い事業の適時の着工を要求している。また温家宝総理は、今年5000億元の鉄道建設投資を確保すると表明。さらに、『ハイエンド設備製造業の十二・五発展計画』には、中国の鉄道の快速旅客輸送網、重量貨物輸送ルート、都市の軌道交通システム建設のニーズを満たすことが明記された。
国家発展改革委員会が都市の軌道交通システム建設計画を集中して認可したことにより、鉄道、軌道交通の建設は活性化し、設備とインフラの関連企業は直接的な利益を得ることが期待される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月5日