2012年度の「世界投資報告書」(中国語版)が9日、アモイで対外的に発表され、中国が再び世界2位の投資受入国となった。同報告書は、「世界の投資額はすでに金融危機発生前の平均水準を上回ったが、依然として2007年の水準を下回っている。今年の投資成長率は低下する可能性がある」とまとめた。中国新聞社が伝えた。
同報告書は、「中国は依然として世界2位の投資受入国の座を維持したが、対外直接投資額がやや減少した。中国が今年受け入れる直接投資額が大幅に増加することはないだろう」とまとめた。中国サービス業が受け入れた直接投資額は初めて製造業を上回り、今後もこの趨勢が維持される見通しだ。
中国世界貿易機関(WTO)研究会会長、中国初のWTO駐在代表・特命全権大使の孫振宇氏はシンポジウムに出席した際、「中国は現在160以上の国と二カ国間経済・貿易提携枠組みを構築しており、150以上の投資合意書を締結している。中国企業は近年、世界の主な投資家となりつつある。中国の2010年と2011年の実質ベース外資使用額は1000億ドル(78兆円)に達し、発展途上国の首位、世界の2位となった」と語った。