輸出の安定と輸出の安定的成長に向けた政策は緊密関係している。輸出関連業種の調整に伴い、輸出税の還付率は業種にあわせて適切に調整されるべきである。輸出が占める割合が大きい業種を見ると、紡績産業の一部製品の輸出税還付率は2009年に引き上げられた後、再び引き下げされ、現在の還付率は11%―16%で、引き上げられる幅は既に大きくない。一部の電気機械製品の輸出税還付率は2009年に引き上げられたあと、現在は14%―17%である。電気機械製品は、中国の輸出総額の60%近くを占めることを考慮すると、一部の電気機械製品の還付率が引き上げられる可能性は依然ある。しかし、貿易摩擦を引き起こす可能性が高い製品、例えば、太陽光発電産業関連製品に関しては、還付率の引き上げは難しい。
その他、企業の製品のイノベーションを奨励し、研究開発資金の不足を緩和するために、一部のハイテクノロジー製品の輸出税の還付率を17%の高水準に引き上げることも考えられる。
「中国証券報」より 2012年9月11日