汕頭市税関の孟楊・関長は、「一部の企業、例えば陶磁器を扱う企業は、苦境に陥っている。市場が疲弊するに伴い、消費者は食器を頻繁に買い換えなくなった」と、苦しい現状を語った。
税関総署が発表したデータもまた、生産現場の判断を裏付けた。中国の8月の輸出額は前年同月比2.7%増となり、増加率が7月を上回ったが、市場の予想を下回った。7月の輸入額は4.7%増となったが、8月は2.6%減となり、過去7カ月で最低の増加率を記録した。前年同月比の増加率もまた、今年で2度目のマイナスとなった。外需の疲弊、輸出入圧力の増加を受け、中国国務院(政府)は貿易の安定成長を促す8つの政策を議決した。これらの措置には、貿易会社が最も注目する輸出増値税の還付、輸出信用保険、貿易投資等の内容が含まれる。中国商務部(商務省)の専門家の洪涛氏は、「企業向けに安定的な政策を提供することで、企業の将来に対する自信を高めることができる。これらの新たな措置はより具体的で、効果的になった。これらの措置の実施が徹底されれば、年間成長率が10%に達するだろう」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年9月24日