「経済の安定的成長の維持」という政策方針の下、国家発展改革委員会(発改委)はこのほど、プロジェクトの審査・批准のペースを速めており、第3四半期に発表されたプロジェクトの投資総額だけでも5兆元を超えている。プロジェクトが承認されてから、関連資金が行き届くまでには、3カ月から半年のタイムラグがあることを考えると、第4四半期の社会融資規模は大幅に拡大すると見られる。26日付中国証券報が伝えた。
発改委ウェブサイトが公表したデータによると、9月に入ってから発改委が承認したプロジェクトは、都市軌道(鉄道)交通計画25件、道路建設13件、公共事業10件、港湾・航路関連7件で、投資総額は1兆元を上回る。第3四半期から現在まで、発改委が承認したプロジェクトの投資総額は約5兆200億元。更に詳しく見てみると、9月に発表されたプロジェクトが実際に承認されたのは4月から8月にかけてで、件数を月別に見ると、4月3件、5月3件、6月17件、7月11件、8月22件で、月を追うごとにペースが速くなっていることは明らかである。