中国人民銀行(中央銀行)は25日、公開市場操作で2900億元のリバースレポを実施した。1日のリバースレポの規模では、8月21日の2200億元を上回り、過去最高を更新した。26日付中国証券報が伝えた。
中国人民銀行による大規模な資金供給を受け、銀行間市場の資金逼迫状況は明らかに好転したと見られている。
アナリストは、史上最大規模のリバースレポの実施から、中央銀行が国慶節(建国記念日)を控え、金融機関の流動性向上を図る意思が伺えると指摘する。一方で、市場における預金準備率の引き下げに関する見方が大きく異なっているという。
「中国証券報」より 2012年9月26日