釣魚島(日本名・尖閣諸島)事件は中国人の怒りを招き、中日関係が緊迫化した。今年の中秋節・国慶節休暇期間(9月30日-10月7日の8日間、一部企業では29日から休み)、多くの大陸部観光客が日本旅行をキャンセルし、香港を選ぶと予想される。中国新聞網が香港「大公報」の報道を引用して伝えた。
香港・観光業議会の予測によると、国慶節期間中に香港を訪れる観光客は昨年比2割増ののべ100万人を突破する見通し。うち、中国大陸部住民の香港個人旅行が最も多いと見られる。このほか、日本旅行はこれまで香港人に人気だったが、反日感情のあおりを受け、国慶節期間に香港から日本を訪れる観光客は2-3割減少すると見られる。
観光業議会の胡兆英主席は27日、「国慶節期間、大陸部では9月29日から休暇が始まる。釣魚島「国有化」の影響を受け、日本旅行を予定していた一部の観光客が香港に予定を変更すると見られる。大陸部から香港への観光客数は10月1日-3日にかけてピークに達し、大陸部観光客の人数は2割ほど増加するだろう。また、同じく釣魚島問題で国慶節期間に香港から日本を訪れる観光客は2-3割減少する見通しだ。香港は大陸部と異なり、休暇が4日間しかないため、東南アジア、韓国、台湾など短期旅行がメインとなる」と指摘した。