米露欧日 世界武器市場のシェアを争奪
現在の世界武器輸出入額は、どれほどの規模に達するのだろうか。
消費量を基準に計算するならば、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が今年4月に発表した文書によると、2011年度の世界の軍事費は総額で1兆7380億ドルに達した。輸出貿易のみを基準に計算するならば、海外メディアの報道によると、世界の通常兵器(化学兵器、生物兵器、核兵器を除く)貿易の毎年の取引総額は、少なくとも400−600億ドルに達する。ロシア世界武器貿易分析センターによると、2012年の世界軍事装備輸出額は698億4000万ドル(2011年は672億5700万ドル)に達し、冷戦終結後としては最高額に達した。
市場シェアの統計データを見ると、SIPRIが今年3月に発表した『世界軍事費報告書』によると、2007−2011年の世界武器輸出に占める各国の比率は、米国が30%、ロシアが24%、ドイツが9%、フランスが8%、イギリスが4%となった。米露両国が世界の武器輸出額の過半数を占めており、上位5カ国が全体の4分の3を占めた。
米国の武器輸出が常にトップ