中国経済の安定化は社会の安定化も促進している。今年第1-3四半期に都市部では新たに1024万人が就職し、その数は通年の目標値を超えた。この事実は、中国の成長ペースがどれくらいであれば雇用の基本的な安定を保障することができるのか、8%前後か、それ以下か、という国際社会の議論をも引き起こした。楽観的な見通しでは、中国が必要な改革措置を打ち出せば、6%前後の年間成長率に後押しされてより大きな消費のエネルギーやサービス業のエネルギーを得ることができると同時に、就職市場を損なうことはないとする。こうした分析に対してさまざまな意見があるが、中国が成長と雇用のバランスという世界的な難問を解決するプロセスの中で、絶えず新しい成果や経験を獲得しているという見方は各国で一致している。
世界2位の経済体である中国の経済は、安定的な成長と構造調整を通じて低下局面に終止符を打ち、安定化に向かっている。これは世界の経済復興プロセスに対する中国のまた一つの重要な貢献だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年10月25日