市場の現状に対応するため、一部の売場は日本の家電の在庫に対して、大幅な調整を行った。ある売り場の家電担当者は、「ソニーのテレビを例とすると、当店は10月に30数万元分の製品しか追加しておらず(テレビ20台分に相当)、在庫量は全体で100万元分にも満たない。当店の日本家電の在庫量は、少なくとも半数に減った。現在は1万元以上の日本の高級家電を仕入れなくなった。テレビも小サイズの製品だけを仕入れている」と語った。
業界関係者は、「今年年初より、日本の家電の生産台数が著しく減少しており、売り場に出回る数も減少を続けている。各売り場は日本の家電のマーケティングに対して慎重な態度を示しており、日本メーカーの販促を今後実施することはない。入荷を減らし販促を実施しないという、売り場の消極的な態度から、日本の家電の販売が低迷を続ける可能性が高い」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年10月30日