中国石油(ペトロチャイナ)が10月31日に発表した第3四半期決算によると、同社の第1―3四半期の純利益は前年同期比15.9%減の869億5400万元。第3四半期の純利益は同33.3%減の249億3000万元。31日付中国証券報が伝えた。
2012年前半の国際原油価格の下落と第3四半期の国内精製油価格の持続的な上昇というプラス要因により、中国石油を含めた中国の石油大手2社の石油精錬業務が、第3四半期にいずれも損失額の大幅減少が見られた。
専門家は、「2012年のガソリン、ディーゼル・オイルの年間平均価格が2011年をいくらか上回る予想や、第4四半期の国際原油価格が低下傾向を維持する見通しが、石油大手2社の第4四半期の石油精錬業務にとって好材料となる」と指摘する。
「中国証券報」より 2012年10月31日