中国人の財布のヒモを緩めさせるにはどうしたらよいか。世界中がこのことを考えている。選りすぐりの旅行情報を提供する世界最大規模の旅行サイト「トラベルズー」はこのほど米国の放送局CNN参加の旅行メディアと提携し、調査研究報告書を発表した。それによると、大陸部の観光客が海外旅行でのショッピングで消費する金額はアジア・太平洋地域のトップに立ち、2位以下を大きく引き離し、1回の旅行での一人当たり平均消費額は874ドル、人民元に換算すると5547元になるという。中国新聞社が伝えた。
日本人観光客の平均消費額は723ドル、オーストラリア人観光客は668ドルだった。
世界ぜいたく品協会がまとめたデータによると、中国人観光客が今年の春節(旧正月)連休期間にハイクラスのぜいたく品に使った金額は72億ドルに達した。これほど高額の数字は過去に例がない。世界観光機関の予測によると、海外旅行に出かける中国人の数は2020年に1億人を突破する見込みだ。大陸部住民の消費力の増大や消費観の変化にともない、上記の各データは記録更新を続けている。