北京市統計局の于秀琴副局長(広報担当)は、「居住人口に基づく計算によると、北京の2011年1人あたりGDPは1万2643ドル(約1100万5千円)に達した。世界銀行が算出した2010年世界各地域貧困度基準に照らし合わせると、北京の1万2643ドルは、すでに中・上所得レベルの上限に達しており、これは北京の生産力発展総合レベルがすでに富裕国に近づいていることを意味している」と以前説明していた。また、一般的な国際先例から見て、1人当たりGDPがこのレベルに達すると、GDP成長率は減速傾向を呈するようになり、経済構造の調整が必要となるという。北京も今後、情報産業や文化クリエイティブ産業などの第三次産業の発展をより強化していくと見られる。
今年の具体的目標として、年初に開催された北京市第13回人民代表大会第5次会議において、全市の2012年経済社会発展の主要目標が打ち出され、このうち地域GDPの目標成長率は8%前後と定められた。
「人民網日本語版」2012年11月9日