フォーブス誌は15日、2012年版の「最もビジネスに適した国・地域」ランキングを発表した。その結果、ニュージーランドが1位に、香港が3位になった。京華時報が伝えた。
ニュージーランドは昨年2位であったが、今年はさらにワンランクアップし、首位となった。フォーブス誌は、ニュージーランドの透明かつ安定的なビジネス環境により、創業活動が促されていると指摘した。ニュージーランドのGDPは1620億ドルのみで、上位10位のうち経済規模が最も小さな国である。しかしニュージーランドは11の項目のうち、個人の自由度、投資家の保護など4つの項目で1位を獲得した。
今年はデンマークが2位を占め、科学技術、貿易自由度、知的財産権等の指標で優秀な成績を獲得した。香港は3位となり、その世界貿易・金融に対する高い依存度から、世界で最も活力あふれる経済体の一つとなった。世界で最も低い税負担、金融の高度な自由度により、香港経済は昨年5%の成長率を実現し、失業率は3.2%のみだった。
1年に1度発表される同ランキングにおいて、米国は順位を落とし続けている。米国は2009年に2位を占めていたが、その後はランクダウンを続けた。米国の昨年の順位は10位、今年は12位となった。
「人民網日本語版」2012年11月16日