日本企業の格付けが相次いで「ゴミ並みのレベル」に引き下げられるなか、最大の受益者となったのは韓国のサムスン電子だ。韓国のソウル証券取引所に上場するサムスンの株価は、このところ過去最高を更新しており、今年の累計上昇幅は約40%だ。今月23日の終値で計算すると、サムスンの時価総額は212兆韓国ウォン(約1950億ドル)に達する。「広州日報」が伝えた。
格付け会社のフィッチ・レーティングスは近く、パナソニックの格付けを「BB」に、ソニーを「BBマイナス」に、それぞれ引き下げるとしている。そうなれば両社の信用格付けは「ゴミレベル」まで落ちることになる。「Bマイナス」の格付けで危機状態にあるシャープは仲間が増えてうれしいと思われる。