同ランキングの創設者の呉懐堯氏は「これはJ・K・ローリング氏が今年新書を発表したためだ。ガルシア・マルケス氏も『コレラの時代の愛』が正式出版されたが、昨年のうちに出版社から印税の大部分が支払われたため、今年の分が事前に消化された」と語った。米アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏の影響力は亡くなってからも衰えず、「スティーブ・ジョブズ」伝の作者ウォルター・アイザックソン氏が500万元(約6500万円)で、ガルシア・マルケス氏に続く3位に入った。また同ランキングの15人の作家のうち、5人が日本人作家だった。5人は順に村上春樹氏、東野圭吾氏、黒柳徹子氏、稲盛和夫氏、たかぎなおこ氏。
また、児童文学も同ランキングで一定の比率を占めた。J・K・ローリング氏は今年、新作「The Casual Vacancy」を出版したが、「ハリー・ポッター」ほどのベストセラーにはならず、どれほどの影響力を持つかは不明だ。フランスのChristian Jolibois氏は330万元(約4290万円)で4位に入り、代表作「独特なカミラ」は児童文学のベストセラーとなった。「タイガーチーム事件簿」の作者トーマス・ブレツィナ氏は7位に、「窓際のトットちゃん」の作者・黒柳徹子氏は8位に入選した。