最も深刻な影響を被っているのは宿泊業だ。日本各地の宿泊施設では9月11日以降、中国人観光客からの予約キャンセルが相次いだ。富士山は中国人観光客の間で大人気の観光路線で、9月上旬であれば中国人観光客を乗せた観光バスが50-60台に達し、付近の買い物客の半数も中国人観光客であった。しかしこのような状況は9月11日から激減した。その影響を受け、富士山周辺の商店の売上高は、通年で3割減となる見通しだ。
富士山周辺の宿泊業を対象とした調査によると、9月11日以降の中国人観光客の予約キャンセル人数が1万2845人に達し、11月には中国人観光客からの予約がほとんどなかった。中国の国慶節と春節(旧正月)は、中国人観光客で賑わうピーク期であるが、現状を見る限り中国人観光客の減少傾向が続くと見られる。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年12月3日