文化的アイデアをイノベーションの原動力として、シルク紡績産業を振興することは、今では淄博市周村区の多くのシルク企業の共通の認識となっている。
在来のシルク製品の中で、全く新しい文化の理念を導入することは、海潤シルクがモデルチェンジとグレードアップの面で切り開いた輝かしい道となっている。周村の芯子(民間演技の1つ)、絵画清明上河図、はては『孫子兵法』などの典籍はいずれもシルクに織り込まれ、もともとありふれた外観のシルクなのに、またたくまに千元も高値がつんでいたのである。淄博ケリー・シルク有限会社が単独で開発、生産した魯錦(山東の錦)『周村の八景図』は淄博のシルク生産史上のブレークスルーである。淄博大染坊(染め物屋)シルク・グループは在来のシルク刺繍技術と近代シルクの織り、捺染技術を結び付け、シルク製品の中で中国の歴代の中国画の大家の名作をみごとに再現し、市場で非常に喜ばれている。「シルクを作ることこそ文化を作ることである」。今年に入ってから、この企業の文化製品は生産額3000数万元を記録し、来年もやはり15%の成長を保つことを考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月10日