対外経済貿易大学の学長・施建軍教授は発言する
2012年12月12日、「安子介氏生誕100周年記念会」及び「第17回安子介国際貿易研究賞」の授賞式典が対外経済貿易大学で開催された。中国教育部・商務部及び対外経済貿易大学の指導者並びに各分野の専門家などが受賞式典に参加した。同賞は中国の社会活動家で著名な愛国者であり、また中国政治協商会議第8回・第9回全国委員会の副主席を勤めた香港の有名実業家・安子介氏が1991年に出資して創設したものであり、中国の国際貿易分野における研究を促進することを目的とし、国際貿易分野に貢献した著書や論文、傑出した活動を行った学術会の優秀な新人に贈られる。「安子介国際貿易研究賞(以下、安賞)」も今年で17回目と、これまでに数々の優秀な研究や人物の発掘に努め、中国の国際貿易分野で最も名誉ある賞として知られている。
安子介氏の生前の考え方に従い、対外経済貿易大学は1996年より賞金の管理と審査委員会の運営に携わっている。この度の受賞式典では、商務部政策研究室の張向晨主任が挨拶を述べた。張主任は「国際貿易分野において、安賞は国際的な影響を持つ偉大な賞であり、中国の国際貿易分野の研究促進に極めて重要な役割を果たしている」との賞賛を送った。また、張主任は「中国が経済・貿易分野の関連政策を制定・実施するにあたって、強力な理論による支えは必要不可欠である。中国が新たな発展段階において直面する以下に示すような重要課題に対し、国際貿易分野の専門家はより一層の研究を進めるべきである」との考えを示した。