二、生産要素コストの上昇傾向は今後も続き、中小企業のモデルチェンジグレードアップの圧力は増している。中国の中小企業の多くが競争の激しい軽工業、紡績業、機械工業、電子工業などの従来の伝統産業分野に携わっているため、コア競争力が乏しく、低コスト、低価格に頼って戦ってきたこれらの中小企業は、原材料価格の高騰及び中国国内の上昇し続ける労働力・貸付・物流コストの影響を受けている。2012年以来、中国の中小企業は、経営コストが高騰し続ける圧力にさらされている。
三、産業経済の動きは尚も分極化が続き、資源・エネルギー消費の規制、投資効率の低下、イノベーション能力の不足、発展力が弱いなどの要因によって、重化学工業の発展は依然困難な局面にある。鉄鋼、船舶などの重化学工業の先行きは楽観視できず、収益力・効率化を向上させることは極めて難しい。
2012年に入ってから、国際的な需要不振が続き、国内の産業投資の伸びが鈍化したことも影響し、中国の設備工業生産額の成長率は前年に比べ明らかに低下、一定規模以上工業企業の成長率水準を初めて下回り、輸出額の伸び率も大幅に低下している。ハイエンド製品が不足し、基礎部品産業の発展の停滞が進んでいることにより、船舶工業の構造的な生産能力過剰の問題が際立っている。また、自動車消費における制約は今後も続くと見られ、自主ブランド自動車の構造的な生産能力過剰も拡大している。2013年、中国の設備工業の成長率は減速しつつ安定傾向に向い、工業付加価値の成長率は通年で10%前後を維持する見通しだ。
二是要素成本上升趋势仍将延续,中小企业转型升级压力加大。由于我国中小企业大都身处竞争激烈的轻工、纺织、机械、电子等传统行业,缺乏核心竞争力,主要依靠低成本、低价格竞争,受原材料价格持续走高以及国内劳动力、融资、物流成本持续上涨的影响,2012年以来我国中小企业面临着经营成本持续攀升的压力。
三是行业经济运行仍将延续分化态势,重化工业的困难仍将持续。受资源能源约束、投资效益下滑、创新能力不足、发展活力较弱等因素影响,钢铁、船舶等重化工业的困难仍将持续,效益提升难度较大。
2012年以来,受国际需求持续萎缩和国内行业投资增长放缓等因素的影响,我国装备工业生产较去年增速明显回落,并首次低于规模以上工业增长水平,装备工业出口增速大幅回落。由于高端产品缺乏、基础零部件产业发展严重滞后,船舶工业结构性产能过剩问题仍较突出,汽车消费将依旧受到一些制约,自主品牌轿车结构性产能过剩还将延续。2013年我国装备工业增速将缓中趋稳,增加值全年增速有望保持在10%左右。