PwCとエコノミスト誌の情報部門が共同発表した報告書「2013年アジア小売・消費財業界の先行き展望」は、中国市場がアジア太平洋地域の小売業成長の急先鋒になると予想した。同報告書は、「中国経済の成長率がやや低下しているが、2012年の中国小売市場の成長率は10.9%に達しており、2016年の成長率は10.4%に達するだろう。中国は2016年に米国を抜き、世界最大の小売市場になるだろう」と指摘した。英ロイター通信の18日の報道を引用し、人民日報が伝えた。
同報告書は、「アジア太平洋地域は世界小売チェーンの最重要目的地となるが、同地域における今後の経営環境には数多くの課題が存在する」と指摘した。PwC中国・アジア太平洋地域小売・消費財業界主管パートナーの余葉嘉莉氏は、「本土市場の低成長、投資資源の制限により、世界小売大手は現在、大規模な拡張計画を実行に移すことが困難だ」と分析した。