バンクオブアメリカ・メリルリンチの12月ファンドマネージャー調査によると、調査対象となった投資家は最重要投資先として新興市場を選択した。同調査のうち、中国経済に対する楽観度が過去最高を記録した。投資家の67%は、中国経済が来年も好調を維持すると回答し、10月調査時の51%から上昇した。投資家の38%は新興市場の株式を買い増しすると回答し、9月調査時の2倍の比率となった。
世界銀行は19日にシンガポールで発表した「東アジア・太平洋地域経済報告書」の中で、「中国の今年の経済成長率は7.9%に達するが、2013年は財政対策および大型投資プロジェクトの推進により、経済成長率が8.4%に達する」と予想した。世界市場の輸出商品に対する需要が疲弊しているため、東アジアの各経済国の経済成長は依然として、内需を主な原動力とする。