来週水曜日に首相就任を予定している安倍氏は、円高進行を食い止める措置を講じると宣言した。円高により日本の輸出企業の競争力が損なわれており、企業の海外収益が減少している。
RBS証券の西岡純子チーフエコノミストは、「円安により輸出を刺激できるが、輸入商品が高額になり、貿易収支を損ねるだろう。円安が貿易収支を改善するという観点は間違っている。輸入額が増加し、貿易収支が実際には悪化するだろう」と指摘した。
日本の輸出企業は2007年より円高に苦しんでいるが、同時に日本の輸入が増加した。一部の原因は、福島原発事故により、日本が原子力エネルギーを化石燃料に切り替えたことだ。日本は海外からのエネルギー輸入に依存しなければならない。