日本は第46回衆院選で自民党が勝利し、安倍新内閣が今月26日に誕生する。選挙期間中から自民党の安倍総裁は経済政策について、デフレと円高の脱却を最も優先すべき政策課題とし、大胆な金融緩和政策、財政対策と大規模な経済刺激策を通じて名目経済成長率3%の戦略目標を実現すると強硬姿勢を示してきた。
米連邦準備制度理事会(FRB)はすでに量的緩和第4弾(QE4)を打ち出した。日銀は近く開催する日銀金融政策決定会合で金融政策の緩和と金融政策目標の設定を検討し、来年1月21日~22日の次回の決定会合で金融緩和をさらに強化する措置を打ち出す。
安倍氏はさらに2013年度予算の枠組みを覆す積極的な財政政策を推進する見通しだ。自民党関係者によると、自民党は「15カ月予算」という形で2012年度補正予算(10兆円規模)と2013年度予算を組み合わせ、大規模な経済刺激策を打ち出す計画だ。