ただ限界のある対応措置と政策余地の影響を受け、新政府は経済政策上、民主党政権の難題に直面する。日銀に圧力をかけ、金融政策を通じて日本経済再生を図れば、国債に対する信任が大幅に低下するリスクがある。日銀が今月12日発表した最新データによると、12月10日時点の日銀の総資産残高は159兆円となり、過去最高を更新した。
一部の市場関係者と金融機関は、安倍政権がひたすら急激な金融緩和措置をとれば、最終的に国債に対する信用に影響する可能性があると懸念する。長期国債の利率が急上昇すれば、世界の金融市場が混乱する中、「日本版債務危機」が訪れる可能性もある。そうなれば日本経済に壊滅的ダメージをもたらす。現在の金融緩和は予想通りの効果が得られるとは限らないと指摘する日本人経済学者もいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月24日