三、人民元の国際化プロセスが加速
6月1日、人民元と日本円の直接取引が正式に始まった。中日はお互いに重要な貿易と投資のパートナーであり、通貨の直接取引は両国企業のレートリスク減少、両国の経済貿易交流の促進、地域協力レベルの引き上げに対してメリットがあり、また人民元の国際地位が一層高まったことをも現している。2012年、人民元の国際化プロセスは明らかに加速し、国際貿易における人民元決算業務と直接投資における人民元決算業務の規模は絶えず拡大している。中国はオーストラリア、ブラジル、トルコ、アラブ首長国連邦、モンゴル等とも自国通貨スワップ協定を締結しており、その総規模は1万億人民元を超える。
四、ロシアが正式に「WTO加盟」
8月22日、ロシアは18年に及んだ苦しい交渉の後、正式に世界貿易機関(WTO)の156番目のメンバー国となった。ロシアのWTO加盟は、WTOが国際貿易規則の中に組み入れた最後の重要な経済体であり、これによりWTOが98%の国際貿易をカバーしたことになる。現在、ロシアの名義国内総生産が世界ランキングで11位となっている。ロシアのラフロフ外相は、ロシアがWTO加盟は「経済ゲームの規則とロシアの経済環境に深刻な変化をもたらしているところだ」と述べた。