銀行の自己資本比率の新規定が、2013年から実施される。アナリストは、「新たな自己資本比率が2013年実施されれば、銀行業内の新規貸付および社債の発行が制約を受けなくなる。業界内の今後の流動性は、依然として中期的に緩和されるだろう」と指摘した。31日付中国証券報が伝えた。
中国銀行業監督管理委員会は2012年6月、2013年1月1日より『商業銀行資本管理弁法(試行)』を正式に実施すると発表した。商業銀行の自己資本比率に対する監督管理面の要求には、最低資本金、資本準備金、逆サイクル資本、システム上重要な銀行の付加的資本、第二の支柱の資本が含まれる。最低資本金のうち、核心一級自己資本比率は5%以上、一級自己資本比率は6%以上、自己資本比率は8%以上に達する必要がある。資本準備金のうち、リスク加重資産が資産総額の2.5%を占め、核心一級資本により満たす必要がある。付加的資本のうち、国内のシステム上重要な銀行のリスク加重資産が資産総額の1%を占め、核心一級資本により満たす必要がある。