しかし、国外からの圧力も中国映画に長期的な悪影響はもたらさなかった。年始には様々なタイプの中国映画が公開され、多元的な風格と内容で観客の心をつかみ、10年間の歴史を持つ中国の正月映画に新たな定義を付け加えた。
一方で業界関係者は「好調な興行成績により、中国の映画関係者、映画産業は自信をつけつつあるが、海外映画、特にハリウッド映画のプレッシャーは大きい。現在は季節的な要因で興行成績が高まる局面が見られるが、今後は年を通じて平均的な興行成績になるだろう。依然として任務は重く、道は遠い」と指摘する。
国家広電総局電影局の童剛局長は「中国は世界で最も広範な観客を有する。これは中国映画産業を発展させる豊かな基盤だ。ゆえに、中国映画に対して過小評価しすぎる必要は無いが、盲目的な楽観視も良くない。中国映画はまず国内の映画市場に立脚し、大衆をテーマにし、大衆からの審査を基準とし、中国の歴史・文化的な記憶に残るよう努力しなければならない。一方で、中国映画関係者はもっと海外に進出し、自信ある態度で自らの影響力を高めていかなければならない」と語った。
「人民網日本語版」2013年1月2日