レノボ集団董事局の楊元慶主席(最高経営責任者(CEO)を兼任)によると、今回の調整はブランド戦略を踏まえてのことだ。レノボは製品ブランドとしてはメーンのローエンド分野でしか目立った業績を上げておらず、ハイエンド市場ではシンクが最もよいブランド資産であり、アップルと拮抗しうる唯一のブランドでもある。このたびの業務の枠組に基づく調整の目的は、企業のブランド戦略を明確にし、簡素化して、市場にレノボとシンクという2つのブランドの位置づけをよりはっきりと理解してもらうことにある。このようにして業務の展開をよりよく支えていきたい考えだという。
2009年以来、レノボはたびたび調整を行ってきた。09年には市場を踏まえて成熟した市場向けと新興市場向けの2大業務集団への編成を行った。12年1月初旬には、グローバル業務を4つのエリア、すなわち中国、北米、EMEA(欧州、中東、アフリカ)、アジア・太平洋-中南米に分割した。このたびの業務構造の調整において4エリアの構造は変わらないが、これから一連の調整が行われる予定という。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月7日