2012年は金利市場化改革の推進が加速され、マクロ経済の低迷による圧力が増加したが、銀行の利益増加率には影響しなかった。多くの業界関係者は中国証券報の取材に応じた際に、「2012年の上場銀行全体の業績成長率は15―20%に達する見通しで、それまでの予想を大きく上回るだろう」と表明した。
業界関係者は、2012年の上場銀行の純利益が、1兆元を突破する可能性があると述べた。光大銀行、浦東発展銀行がこのほど発表した業績速報によると、株式制銀行の利益増加率は、今後数年に渡り銀行業をリードし、20%以上の水準を維持する可能性がある。しかし資産の質の悪化は、上場銀行の業績の長期的な成長にとって最も重要な不確定要因である。2013年の銀行業の業績成長率が一桁台になる可能性も、十分にありえる。
「中国証券報」より 2013年1月9日