H株上昇をリード 香港株が19カ月ぶり高水準に
米国アルミ業の業績が予想を上回ったことを好感し、前日の欧米株式市場が小幅高となった。10日に発表された中国本土の最新の貿易統計が望ましいものであることを受け、同日A株市場も上昇した。内外の株式市場の好調を背景に、香港株式市場が10日に続伸し、ハンセン指数は一時約19カ月ぶりの高値を付けた。同日の香港株式市場の取引高も大きく拡大した。11日付中国証券報が伝えた。
10日、ハンセン指数が23354.31ポイントで引け、上げ幅は0.59%。前場では一時2011年6月以来約19カ月ぶりの高値である23478ポイントを付けた。同日の取引高は928億香港ドルで、2013年に入って取引高が最も多い取引日となった。H株が同日の香港株式市場全体の上昇をリードした。レッドチップ指数が0.22%上昇したのに対し、H株指数は0.96%上昇した。香港株式市場の上昇傾向が中期的に変わらない一方、短期的な調整リスクに注意が必要であると指摘されている。