以上のことをまとめると、安倍首相は登板後に3つの緩和政策を高らかにうち出したが、政策の伝達ルート、日本経済の構造的な特徴、政策の本質的な精神などを分析すると、この政策が日本経済を喚起する力は予測よりも低いとみられる。これほど長い経済低迷から3つの緩和政策だけで脱却しようとするのは難しく、深いレベルの産業革命と構造調整によらなければ、日本経済は暗闇から徐々に抜け出すことはできない。極端な状況になれば、日本で経済危機、通貨危機、債務危機が同時に発生する複合危機が暴発する可能性もある。2013年の日本経済は引き続き大きな不確定性を抱え、前途は楽観できない状況にあるといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年1月11日